子供が安全な環境で教育を受け、将来的にきちんと自分に合った仕事が持てる大人になれるようにしてあげたいと願うのは、子供を育てるお母さんが誰しも願うところであります。
しかし、それが簡単にはできない状況があり、流行なものや商業的なものに誘惑されている現状があります。
気が付かない限り、生真面目になればなるほど、流行的なものや商業的なものにはまっていってしまうこともあり、子供をどう育ててよいのかという悩みにつながっていきます。
これは、早期教育や受験産業などからも垣間見ることができます。
大変残念なことですが、子供にとって、本当に大切な教育、場所や環境をお母さんがとことん選び抜いてあげなければいけない時代になっているのです。従来のように、普通にしていては、それができなくなってしまっています。
ですので、わが家は、孟母三遷を実践しようと教育移住をしてきました。
安全な環境で仕事を持てる大人になれるように、そして、子供時代は余裕のある生活をして、大学時代に真剣に学べるような気力と体力が保てる人間に育てたいと1つ1つ取り組んでまいりました。
今の時代、親子留学、親子移住、教育移住こそが、唯一無二の子供に贈ることができる財産であると確信しております。
将来に希望をもってとか、夢をもってとか、安易に言いますが、現在の子供が過ごす小さいころからの環境が安全で健全なものでなければ、いくら夢を語ったとしても、希望を持ったとしても、それは実現できないものなのです。
流行に流されずに、商業的なものに誘惑されずに、今、子供に大切なことを選択してあげることは、子供の将来を左右して、方向づけるのです。
また、子どものために良い学校選びに真剣になるのは当然ですが、その前に、お母さんの毎日の生活を子供はよく観察しています。そして、それをよりどころにして、子供は自分の将来の考え方や生活を作っていきます。
つまり、子供は親の鏡なので、学校選びより前に毎日のお母さんの在り方が重要になってきます。
お母さんが、貪欲で必要以上のものを所有しようとしている毎日を過ごしていれば、子供さんはそれを見て、それをよしとするようになります。
子供さんに勉強をさせたい、本を読ませたいと思っているのに、お母さんがテレビばかりを見ていれば、それを子供に願うのは無理なわけです。
ファッション雑誌や教育情報誌でめざしている素敵なお母さんとは違うかもしれません。
こちらは、外見が素敵なお母さんです。流行に敏感で、外見を若く見せ、ファッショナブルな生活をめざし、有名小学校、中学校に入れて、有名な塾で子供を切磋琢磨させて、親自身を満足させていく傾向があります。このようなお母さんの心は綺麗でしょうか?
ほっこり母親学では、心を重視した、外見を気にしないほっこりした素敵なお母さんの在り方を提示してまいります。
人からどう思われているかは気にしません。幸せは心の中にあるからです。自分の外側にはないからです。目に見えないものこそが大切だからです。お母さんも子供も心が平和であること、ずっと心が平安であることが一番大切です。
そんな目に見えないことを大切にする生活の中から、
- 手放す (必要以上ものを所有しない、他人に期待しない)
- 距離を置く (子供は親の所有物ではない、子供は親とは違う人生である)
- こころに寄り添う (子供の心、本当の願いを理解し、お母さんは、子供の心のオアシスであり続ける)
この3つを軸にして、これからのお母さんの在り方、価値観の転換を提示していきたいと思っております。
わが家も、実践の途中です。みなさまと同じ志を持っております。ですので、みなさんの心にいつでも寄り添った意見を出してまいります。
また、10歳で海外に出るまでは、私も商業主義に翻弄されて、いろいろな間違った子育てをしてきてしまいました。
ですので、何を間違ってきたのかを本音でお伝えしていきたいと考えております。