目くそが鼻くそを笑うのようで・・
多くの方が人間関係が大変だと思うのは、つまり、自分がどの位置にいるのだろう・・と迷いながら、相手を察しながら、比べながら、自分の立場を確認している方が多いと言えます。
特に、日本はこの傾向が強いのでは・・と思っています。今まで受けてきた教育の影響もあり、あの人より上、下という意識が強いような気がしています。
こんなことをしたいな・・と思っていても、躊躇してしまう方。
こんなことしたいけれど、自分にはできない、価値がないと卑下をしてしまう方。
反対に次のような方もいらっしゃいます。
男性に多いかもしれませんが、性格的にみんなより上、優秀であることに喜びを感じて、相手を支配したいという偉そうな態度を取る方。
女性に多いかもしれませんが、わざと人より少し上のことを言って、マウントをしてくる方。
躊躇したり、卑下をしてしまう方と、偉そうな態度を取ったり、マウントをしてくる方の違いは、ただ、性格的にそうなってしまう、習慣でそうなってしまった、あえて戦略的にそのような態度をとっている・・だけになります。
この4つの方は、いつも人と比べているのです。比較しないではいられないからこそ、卑下したり、強気にマウントをとったりしているのです。
誰と比べているのでしょうか・・・たかが小さなグループの中で上下を争っているに違いないのです。
面白いことわざがあります。
『目くそが鼻くそを笑う』・・・これと同じことをしているだけなのです。
これ以外にも、コソコソ影で悪口をいったり、村八分のような態度をとるような姑息な方もいるようです。このような方は、小心者ですので、取るに足らず、一生なにもできないで文句を言い続けているだけの存在価値のない方なのでは・・と思います。
私の考えでは、強いも弱いもないと思っていて、外面的に強がりをしている人、見える人は、心が実は弱く、弱いというか、ソフトに見える方は、優しく見える方で、実は心はものすごく強いともいえるのです。
男性は筋肉があり、肉体的には強いが心は弱く、女性は筋肉はなく、肉体的には弱いが、心が強いというのと同じことであると思っています。
子供に伝えたいこと
人は平等というか、どんな人も同じであり、違いは色のようなものだけなのですが、社会の仕組みから上下の差を意識して感じとれるようになってしまっています。
社会の上下の仕組みをあえて意識しない習慣・・・これを子供に伝えていくことが大事で、できるのなら、誰とも比べることができない世界・・に子供を導いていくことが大事であると思っています。
誰とも比べることができない世界とは、自分で作っていくしかないのです。
どのように作るのか?
自分の個性や好きなこと、得意なことをとことん追求するしかないと思っています。
自分の個性を早めに知って、好きなこと、得意なことを極めたなら、その地点は、誰とも比べることができない世界になるのです。
自分しか経験していない、他の人はできない、知らない世界となるのです。
プロの世界とは言わないまでも、小さなことでの自分なりのスペシャルなものを作ることができます。
他人との比較にとる時間があったのなら、自分のことを進めた方がよいのです。
このようなことも習慣が大事なので、比べない体質のようなものが身につくといいですね・・・。