お母さんの生き方をもっと自由にしたいということ

コバルトの 蝶がくれた たからもの

静かに贈る 良人のために

 

結婚をして子供がいると、自分の行きたいところに行くことができないのでしょうか?

 

クライアントさんが言いました。

結婚をして、子供がいると、自分の住みたい場所に住むことができない・・・

確かに、そうですよね・・。

あたりまえのように、ご主人さまの仕事のある場所に住むようになる場合が多いわけです。

我が家も、結婚をした当初、すぐに主人が仙台に転勤になりましたので、仙台に行きました。

当時の会社を一生続けて行くこともできるのに、辞めるのか・・とも思いましたし、

しかし、どうせ子供ができると、辞めるし、子供を満足して育てる環境も、

今の日本では難しいだろうしな・・・といろいろなことを鑑みて、総合してみて、

まあ、いっか・・・やめるか・・仙台にでも行ってみるか・・と

軽く考えましたが、当時は、1995年でまだ、日本も良かった時期ですが、

就職難の時代なら、考えてしまいますよね・・。

男性は女性がついてくるのが当たり前だと、単純に考えていますしね・・。

別に仕事でキャリアを積んでいたわけではないけれど、いったん、女性が仕事をやめると、ここで、プツリと社会から切れてしまうわけです。

その後、仙台で、英語の家庭教師とか、英語塾の講師とかを細々とやってみましたが、いいんだか悪いんだか・・わかりませんが、

まあ、新婚時代をすごして、仙台を満喫したわけで、しかし、仙台は住みたくて住んだわけでもなくて、

しかし、仙台の食はおいしかったな・・三陸の寿司巡りもやってみたり、仙台のグルメ三昧・・

健康には良くなかったと思いますが、若気の至りで楽しんでしまいました。

しかし、自分のやりたいこととは、どんどん離れて行きますよね。

もし、子供が生まれたら、この仙台で子育てするの?

仙台は、海も山も近く、自然も豊かで素晴らしい街ですが、自分の子供を育てる・・という場合は、少し違う感覚がありました。

違うな・・と思いつつ、主人の会社の人事アンケートには、

東京、東京、東京と、全部、書いてね・・と強制して、(私が強行に書いたかな・・)

そして、3年後に東京に戻って来たのでした。

これで、実家も近いし、安心して子育てができると思ったのでした。

主人など、人事が決めるのでどうなるかわからない・・などと言っていましたが、

私は、人事を動かすのも、自分の希望しだいだよ・・という感じで、

勤務先の希望を、第1希望から第3希望まで、東京と大きく書く!という作戦は、成功したのでした。

私の場合は、希望通り、東京に戻りましたが、こんな感じで、女性はご主人の勤務地で振り回されるわけです。

それを当然と思っている・・・男性ですが・・。

そこに、親子留学が登場してくると・・・

親子留学の決断で、シングルになってしまう方も非常に多い!

 

奥さまが、子供との親子留学について、ご主人に説明すると、

・理解して、最初から応援してくれる (海外経験ありのご主人、資金に余裕がある方)

・最初は不満そうだけど、納得してくれる (寛容で心が広いご主人)

・断固として反対。自分が置いていかれると感じる (海外を知らない、自分主義なご主人)

このように分かれているような気がします。

そんな中で、ご主人との意見が食い違い、シングルの道を選ばれる方も多いです。

反対に、ご主人も応援してくれて、家族移住をされる方もいらっしゃいます。

年齢、資金、家族の状態、今の仕事によって、それぞれの選択になっています。

我が家などは、子供の命が優先という私の意見に対して、ぐうの音も出ない感じでした。

興味深いのは、断固として反対するご主人、そして、お母さんと子供が親子留学をすることで、自分が置いていかれる、寂しくなってしまうご主人についてです。

まずは、このタイプのご主人が日本の大半を占めるのかと想像していますが、

新しいものの考え方にすぐに順応できずに、従来のパターンがいいのだと、

価値観を変えることができないという、臨機応変な考え方ができないというところが気になるところです。

といいながら、自分の子供には、柔軟な考え方を求めている場合が多いはずです。

簡単にいうと、お母さんと子供が親子留学にいく、海外にいくということで、

自分が一歩遅れた感じがする、奥さまに先を越された感じがするという、古いタイプの考え方の男性が多いです。

このタイプのご主人は、自分が海外転勤になると、海外に行くわけで、それでやっと、海外について知るわけで、

このタイプのご主人は、自分が主導権を握りたいというタイプなのです。

奥さまが先に主導権をにぎってほしくないという、21世紀なのに、関白宣言・・的な男性ですね。しかし、日本には、まだまだ、このタイプが・・・うじゃうじゃ・・。

お母さんの生き方をもっと自由にするためには?

お母さんが子供と親子留学をしたい、しかし、ご主人が反対している方も非常に多いのですが、

私が思うことは、この親子留学をきっかけにして、お母さんの生き方をもっと自由にしてほしいと思っていることです。

親子留学を反対するご主人ならば、その程度の寛容さ・・だったのか・・と知ることができ、その後どうするかは、自分で決めればいいわけです。

そして、お母さんが自由になるためには、やはり、仕事、資金がなければいけない。

ですので、ウェブ起業を立ち上げて、自立して行くことも大事です。

自立できて、資金があるならば、いつでも好きな場所で住むことができるからです。

しかし、子供のことを考えると、やはり、ご夫婦が仲が良いことが一番です。

ご夫婦が仲が良いことを継続しながら、親子留学を続けること、

それは、お互いに信頼して、しかし、お互いに期待しない、相手の領域に踏み込まないという、普通の夫婦より、少しだけ程度の高い、精神性も求められます・・・と書いてみましたが、そうでもなく、

子供のことを考えたら、一致協力ができるのが普通だと思うのですが、そのあたりも、私と違う考え方の方も多いような気もします。

ドイツ親子留学に来られているクライアントさんが、良いことを言っていました。

主人は、日本から、親子留学で海外にいる奥さんと子供を、自分が支えているということに大変な満足感と充実感を感じていると・・。

こちらのクライアントのご主人さまは、非常に徳の高い考え方をしていると思います。奥さまは、非常に幸せであるはずです。実際にお会いしても、明るく、前向きな方でいらっしゃいますので。

我が家は、主人に、日本のこの小さな家を自分のオフィスにする感じで、仕事に没頭するといいよ・・と言いましたら、すごく喜んで、ノリノリでしたけどね。

自分のオフィスにする・・・このワードが秘訣で、

男性というのは、日本では仕事が第一ですので、仕事というものに、希望と将来性を与えることが秘訣だと思うのですが・・。