自分の子供は、才能があってほしいと思ってしまう間違い

自分の子どもには、できるなら、いろいろな能力があってほしい・・と、どんなお母さんでも思っていると思うのです。

私も、正直言うと、思っていました。だからこそ、胎教から、早期教育もしましたし、2年くらい、先取りする感じで、教育も進めてきました。

でも、よく考えてみれば、出産の時はそんなことは考えなかったはず。もう、五体満足に生まれてくれれば・・元気で健康であればよいと・・

しかし、子育てをしているうちに、だんだんと、雑誌や本の影響、世の中の流れなどに影響を受けて、

自分の子どもは、才能を開花してほしい・・と親のエゴが出てくるのです。

でも、これは、親の子どもへの愛情でもあるのです。

子供が才能を開花して、しっかりと仕事を持てば、将来的に幸せな人になれるから・・と考えるからこそなのです。

才能開発、知育教育・・などの本やおもちゃ、教育雑誌にも振り回されますよね。

子供を天才的に育てたお母さん、子供を最高峰の大学に入れたお母さんなどが、マスコミでも注目されるわけです。

そのお母さんがどんな教育を子供にしたか・・とみなさん興味深々で、それを少しでも参考にしようと必死な方が続出するわけです。

でも、ここで、少し冷静に考えてみると、

子供の能力が高く、有名な人になったとして・・・その子供は、本当に幸せに一生涯暮らすことができるのでしょうか・・・?ということなのです。

有名であること、注目されること・・・たぶん、これは、幸せな人生とは程遠いのが、一般的です。

有名になること、注目されることで、たぶん、お金はだいぶ入ってくることでしょう。ただそれだけだと思うのです。

お金が入りますので、経済的には困らないだけです。ただそれだけです。

有名になり、注目されると、もちろん良い人との出会いも多いですが、悪い人も寄ってくるのが、古今東西からのお決まりの法則です。

そんなに、能力開発、知育を目指さない方がいいのでは・・ということも言えるわけです。

それより、子供の本来の個性を大事にして、小さい場所で咲く・・ことを目指した方がいいのではないか・・と最近思うようになりました。

今の世の中は、カオスで、本当に気を付けていないと、トラップがそこらじゅうにあります。

いろいろなトラップを子供に伝授するだけでも、お母さんの労力は大変です。

情報の選別にやたら時間がかかります。

子供の才能開発より、世の中のトラップを子供に伝えることこそ、子供を将来的にサバイバルさせて、幸せな人生を歩ませるコツではないかと思っています。

そういう意味で、お母さんの在り方、考え方、情報選別が大事になってきます。