子供の教育や子育てにおいて、親子関係は、悩ましいものです。
過干渉が問題だとか、過保護が問題だとよく言われます。
チェックリストなどもあり、あたりまえかなと思ったり、よくありがちで、私自身も反省しなければという点などもあります。
外国人のお母さんは、もっと自分に素直で、過干渉でもあるし、過保護でもあるし、同時に放任でもあるし、しかし、もっと楽天的だったりして・・。
こういうことも、あまり気にしないのが、子供にも良い影響だとも思うのですが・・。
親の過干渉と過保護についての私の考え
核家族で、お母さんが家の中の家事などを指揮しているので、子供の生活についても、過干渉になってしまったり、過保護になりがちなのは、普通だと思っています。
それは、程度の違いであって、また、お母さんの意識の違いになります。お母さんが子供を支配しょうと思っているとそうなります。
同時にお父さんもお母さんを支配しようとしている方が多いと思います。奥様も、ご主人の庇護のもとで、ご主人に支配されていることで、安心を保っている方も多いものです。
ですので、一概に、親子関係も、過干渉とか、過保護とか・・言えないと思いますし、受け取る人がどう思うかになってしまいます。
しかし、『ものぐさ精神分析』の精神分析学者、 岸田秀氏によると、
母親とは、子供を一生自分の思い通りに支配する 能力を有しており、自分の安全と平和のために
その力を行使する・・・
ということらしいのです。
私の個人的な意見では、お母さんの欲望が強いと、子供を支配してしまいがちかな・・と思っています。
お母さんは、できるなら、子供ができる前に、すべて自分がやりたいことを済ませて、もう、すべてを満足した状態で子育てをしよう! これくらいが必要だとも感じています。
自分探しをしながら、子育てをするようだと、子供に負担をかけてしまいます。
子育てにおける、子供のお世話や家事全般も、子供のためにしているのではなく、自分のただの仕事なのです。それなのに、子供のためにこんなに大変な思いを・・が誤解なのです。
また、お母さんという自分がいないと、子供の生活が回っていかない・・と思うのも誤解で、お母さんがやらなくても、子供はなんとかなるし、
過保護や過干渉になったとしても、何もしないのと同じなので、お母さんの過保護や過干渉は、ただの趣味のようなものなので、できたら、やめて、違うことに時間を費やした方がいいと思っています。
子育てに楽しく参加させてもらっているという感覚が良いと思っていて、しかし、お母さんの子育てや子供の教育なども、お母さんがしゃしゃり出て、しなくてもいいのだけれど、
お好きな方は、参加させていただくという謙虚な姿勢が大事で、私などは、好きなので、申し訳ない程度に参加させてもらっている感じです。
スタンスとして、子供の様子は、物理的に近いのだけれど、遠くから眺めている感覚が好きです。
母親が何かをしても変わらないだろうし、何も影響も害もないようにしたいものです。
できるのなら、子供にとって、何気なく良いアドバイスをしてくるな・・程度の人になりたいものです。
お母さんのあり方、鷹揚さ中庸が必要
結局は、お母さんというのは、明るくて、楽天的で、なんでもいいわよ・・くらいの、適当さや鷹揚さ、中庸が大事で、
そんな明るくて、優しいお母さんだと子供も嬉しくなるし、楽しい思い出が残れば良いと思います。
ですので、欲望が強くて、あれを叶えたい、こうしたいという思いが強いと、子供にも負担になります。
子供にどこの大学に行ってほしくて、どんな職業について欲しいと願うことはやめた方がいいでしょう。
子供はお母さんの人生とは関係なく、離れて行くものだからです。
しかしながら、子供を医者にさせたくて、小さい頃から医学部に行くことができるように、作戦を立てている方を実際に多く見てきました。
ご主人さまも医師であり、お父さんが苦労した点をさせたくないためなのか、小学校1年生から、早めに中学受験の準備をさせて、レールに乗せていた方もいらっしゃいました。こういうことも、どんどんとエスカレートをしていくことがわかります。
私が個人的に思うことは、お母さんが一番ラクな方法をとればよくて、何もしないで、眺めていて、観察して、見守っていればそれで良いと思っていて、自分でもそうしています。
あまり期待していませんし、望みもすべて手放して、これからどうなっていくのかな・・と思いながら、そして、きっと良いことしか起こらないし、全ては順調だなといつも想うことにしています。
それより、自分の仕事をきちんとする方が大事で、子供については、子供の人生なので、手放しておけば良いのです。
親の過保護とか過干渉とか・・外側から見える感じと、実際では違うでしょうし、やはり、お母さんの心のあり方次第ですべてが決まると思っています。
外側から、親子がすごく接近しているように見えるのに、実際は、すごく自立していて、同居人状態というのがいいなと思っていて、我が家は、そんな感じでありたいと思っています。