無為自然や足るを知るの考え方がラクでいい

無為自然とは、中国の老子や荘子の考え方、老荘思想です。

ありのままがいい、手を加えずにそのままであることをよしとする考え方です。

反対に、作為とは、手を加えることになりますね。

足るを知るという言葉も、老子の言葉で、満足を知っていると、豊かに生きられるという意味になります。

老荘思想は、当時の政治家へ向けた言葉なので、何も努力しない人が老荘思想をよしとして、ありのままでいいのだと、満足してしまっては、発展すらできないという批判もありますが、

子育てで毎日頑張っているお母さんたちには、この老荘思想の無為自然や、足るを知る(知足)の考え方を少し取り入れるだけで、

グッと、さらには、ずいぶん、毎日の過ごし方がラクになるのではないかと思います。

子育てにおいても、現在は、あまりにも情報が多すぎますので、無為自然、知足の考え方を思い出すだけで、ずいぶんと発想や価値観も変わっていけるのです。

人間は、やはり、毎日、真剣に努力しなきゃ・・という方もおられます。

しかし、人間というのは、本来は、発展しよう、前に進んでいこうと思うのが普通ですが、それができないというのは、やはり、どこかで、ブレーキ、ブロックがかってしまっているわけです。

また、前へ進んでいける体力や健康の問題かもしれません。

ですので、やはり、体力を戻し、健康で、精神や心も健全で前へ自然に進んでいけるためにも、

基本姿勢は、無為自然、足るを知るで、過ごして、人間の本来の力の回復を待てばよいのです。

誰もが、本来は、自分に必要な能力や潜在的な力を持っているのにもかかわらず、それを阻止してくる情報や人間関係で、弱められている場合もあるわけです。

お母さんたちも、子供たちにも、本来の個性あふれる自分だけの能力があるはずです。

それを探し出す、見つけるためにも、いったん、無為自然、足るを知るの世界観で毎日過ごしてみると、

意外にも、目の前が急に明るくなる、広がってくることもありますよ。

とにかく、老荘思想の無為自然や足るを知るの考え方は、ラクになり、いいものですね・・