子供に頑張れと願う、無意識にも思っている親御さんが多いのかなと思っています。
つまりは、子供に何者かになってほしい、成功してほしいと願っているのだと思います。
それは、子供にとって幸せでしょうか? 負担以外の何物でもないと思うのです。
子供に期待をしてしまう失敗について
私も子供が生まれた頃でしょうか・・。日記やメモ書きを見返すと、恥ずかしい言葉を羅列しています。
子供が立派になりますように・・とか、書いてあるわけです。
出産の喜びから、ついつい書いてしまったものであり、まだ、親、お母さんの初心者、若葉マークです。
しかし、子育てをしていくうちに、子供とは、親のいいなりにならないものであり、また、それこそがよいことであり、子供と親の人生はまるで違うものであるということを学んでいきます。
子供の人生は、どちらかというと、親の価値観と真逆に進むもので、親は、子供の成長から、さらに学んでいくという、システムになっているのかなと思うのです。
育児は、育自である・・と書いていた方がいましたが、まさにそれであると思います。
子育てのどこかの時点で、そして、早めに期待をしてはいけないことに気がつくことが大事です。
気がつかないと、毒親になってしまうわけです。
子供に頑張れなどというのは、毒親だと思いますよ。
頑張るのは、親の方ですよ。
子供に頑張れといってはいけない。
子供の心に残るものは、親の言葉ではなく、雰囲気である
子供の心に一生残って、勇気づけるものは、親の言葉ではなく、親の雰囲気であると思います。
親の言葉なんて・・一言もいらないかも・・とさえ思います。
だから、親が子供にブチブチ・・小言をいっているのは、最悪であると思っています。
余計なことを言わない親になりたいな・・と思って、必要な少しの言葉だけを発する親になりたいと思い、
思うことは、ブログに書けば良いのかなと思っています。
風を教えてくれた母の愛
小さい頃の写真に、麦畑を背景に私が1960年代頃のまだ、大きなベビーカーに乗っている写真があります。
これは、風を教えようと思って・・と母が言っていました。
太陽とか月とかではなくて、まだ小さな私に風を教えようとしていた母の感性はいいなと思ったのです。
風は見えないけれど、麦畑の穂が揺れていることで、風を子供に見せるという感覚で、
これこそが、子育ての大切なことだと思うのです。
現代では、あれをした、これをした、あれを習った、有名な場所にいったなど、
しかし、一番大切なことは、実は何もしていないのかも・・とも思います。
物質的なことより、目に見えないことの大切さ・・
これこそが、一生涯において、残っていくものであり、影響をあたえつづけるものです。
目に見えないことを大切にする子育て・・大切にしたいと思っています。