必死になってもいけない、怠惰でもいけない・・

 

よく、必死になってやることがいいようによく世の中では言われますが、必死になってやると、いずれ潰れてしまうそうなのです。死ぬほどまでに頑張ってやる必要はないのです。

また、怠惰でもいけないそうなのです。何もしないというのも、程度問題です。

必死になってもいけない、怠惰でもいけない、いったいどうすればよいのでしょうか・・。

 

必死になっても、その後が続かないから・・

 

日本では、必死に頑張ることがいかにもいいように、小さいころから、小学校のころから教えられます。だから、幼稚園、小学生から子供たちは必死で頑張ります。お母さん、先生などに怒られないようにと、必死で頑張るのです。

息子の野球チームの練習でも、死ぬ気でがんばれ・・と監督やコーチなどが言っていました。しかし、私は、息子には、危ないと思ったり、疲れたらやめた方がいいよ・・と伝えていました。

日本でよく皆さんが使う、頑張れ・・・この言葉はあまり使いたくありません。

頑張る・・頑固になって、つっぱることで・・いずれ、破綻する時が来るからです。

いつもお母さんの頑張れ・・という声が聞こえて来る・・と言っていた方もいました。

大切なことは、必死になって頑張ることではなくて、自分に適したところを見つけて、それなりに適度に適応して行くことだと思うのです。

日本の教育から長年にわたり受けていく価値観、頑張れ・・ここに間違いがあると思っています。

もちろん、ある程度頑張らないと達成しないことが多いですが、頑張って達成したとしても、その後続かない、達成しても幸せになならないことが多いものなのです。

日本では、少しでも上を目指して、上のランクに登ろうとすることが多く、それをよしとするのがあたりまえになっています。子供の学校選びなどもそのようになっています。

向上心があることはよいことなのです。良い学校に入学したいと思うことも良いことなのです。

しかし、ここで、何かを犠牲にして、心を犠牲にして、死ぬほどまでに頑張ることが問題であり、中庸でとめておくことが大事だと思っています。

しかし、日本では、中庸で止められずに、欲をだして、もっと、もっと・・と望むことが多いのではないでしょうか・・。そんな雰囲気も多いかと思います。

 

何もしないで後悔してもいけない・・・

 

中学や高校時代に勉強をあまりしなかったので、大人になってから、あの時勉強をしておけばよかった・・と、後悔をしている方もいると聞きました。

中学高校時代は、大学の入学にも影響してきますので、ティーン時代にある程度勉強をしておかないと、その後に後悔してしまう場合も多いのです。

日本の受験のように、受験勉強に必死になるのも、ティーン時代にもったいないですし、だからといって、ティーン時代に勉強をしないことも、将来につながらないことになり、後悔してしまうのです。

つまり、問題なのは、日本の教育システムであり、いつでも勉強のやり直しができる制度があること、何歳でも学校に入学できること、年齢などは関係ないこと・・などが必要なのだと思います。

つまり、必死にならないといけないのは、競争原理に基づいたシステムに問題があり、人間は少しくらい怠惰であってもやり直しができるというシステムがあることが必要なのです。

教育だけでなく、その他でも必死にもならずに、怠惰にもならずに・・中庸でうまく適合してくことが本当に大切かなと思います。

自分に適した場所を見つけることこそが大事であり、自分を知っていないと見つけることができないのです。

親が子供に伝えるべきことは、自分に適した場所を探すための知恵なのかな・・と思います。

頑張れ・・などの子供には意味のない言葉を投げかけずに、子供を見守り、良い導きをするための方法がもっとすんなりと分かれば良いのですが、

それよりも、親自身も日本で良い導きを受けていないので、子供に伝えることすら大変ですよね・・。